2020年総括(その他)

○映画

女は女である

女は女である

女は女である

  • メディア: Prime Video
 

コメディ調が新鮮だったのとカラフルかつお洒落なのが良かったです

 

パターソン

パターソン(字幕版)

パターソン(字幕版)

  • 発売日: 2018/03/07
  • メディア: Prime Video
 

繰り返しの日常と何かありそうな不穏さの間をフラットに行ったり来たりする感じが良かったです

 

フランシス・ハ

フランシス・ハ

フランシス・ハ

  • メディア: Prime Video
 

フランシスの空回り感と表情が愛おしくて良かったです。グレタ・ガーウィグは監督作品も観たいですね

 

ドゥ・ザ・ライト・シング

ドゥ・ザ・ライト・シング (字幕版)

ドゥ・ザ・ライト・シング (字幕版)

  • 発売日: 2014/01/01
  • メディア: Prime Video
 

小気味良い展開、奇矯な登場人物たちが絶妙なバランスで共存する様と熱気に引き込まれました。最後はなかなかつらい気持ちになりました

 

Mid90s

Mid90s [Blu-ray]

Mid90s [Blu-ray]

  • 発売日: 2019/01/08
  • メディア: Blu-ray
 

仲間に馴染めて嬉しい主人公と屈折した気持ちを抱く兄の関係性や当時のカルチャーの空気感が良かったです。映画館で観た帰りはAlkaholiksを聴いていました

 

20 センチュリー・ウーマン

20 センチュリー・ウーマン(字幕版)

20 センチュリー・ウーマン(字幕版)

  • 発売日: 2017/11/22
  • メディア: Prime Video
 

今年観た映画で一番良かったです。センシティブな話題を扱いつつも終始抑制をきかせたトーンで進行していくのが印象的でした。エンディングで流れるBuzzcocksの"Why Can't I Touch It?"も泣けました

 

○アニメ

天王寺璃奈ちゃそ…

 

○ソシャゲ

シャニマスデレステ共にやったりやらなかったりだしライブもなかったので向き合い方としては中途半端な感がありましたが、浅倉透や喜多見柚ソロ、佐倉薫さん等明るいトピックも多くありました。来年はナナシス含めてちゃんと接していきたいです

 

○ブログ

7月半ばから毎日ブログをつけ始めました。今のところ定期的に滞りつつも毎日書けていますが備忘録として便利なのと自分の生活の薄っぺらさ・他人の登場しなさを否応なく自覚させられるのが良い(良くない)です

 

○絵

練習や上達云々で煮詰まるのはマジで嫌なのであくまで気分転換の延長という気持ちを忘れずに引き続きやりたいです

 

○仕事

放置案件を片付けます

 

○コロナ

今年1年気が滅入ったりそうでもなかったりしていましたが今は割と陰鬱な気分が続いています。来年は上手く折り合いをつけていきたいです

 

シャムキャッツ

とにかく"バンドでやっていく"事に自覚的なバンドだったのでやはり解散がそぐわない感というか未だに寝耳に水な気持ちはあり、もうあのわちゃわちゃしたライブで踊ったりMCでヘラヘラ笑ったりできないんだね…となります(解散から半年経って未練がましい事を書くのはメンバーの判断に水を差すようで良くないとは分かっていますが…)。今までで一番思い入れを持って追い続けてきたバンドなので悲しい気持ちはありますが、"AFTER HOURS" "TAKE CARE"という多分一生聴く作品を残してくれた事やポジ/ネガの両極に振り切れずフラットに現実をやっていく事、街や団地への憧憬、アートワークを手がけたサヌキナオヤを通してグラフィックノベルに触れていったり等多くのものを貰ってきたと思うので今は感謝の念を抱きつつ聴いていきたいと思います

2020年総括(本)

リンカーンとさまよえる霊魂たち - ジョージ・ソーンダーズ

リンカーンとさまよえる霊魂たち

リンカーンとさまよえる霊魂たち

 

感想は前書いたので割愛します。近年の英米文学を読むようになれたので来年も読んでいきたいです

 

ジャングル・クルーズにうってつけの日ヴェトナム戦争の文化とイメージ - 生井英考

感想は前書いたので割愛します。文体にカッコいい〜となってしまう、中学生なので…

 

海の乙女の惜しみなさ - デニス・ジョンソン

海の乙女の惜しみなさ (エクス・リブリス)

海の乙女の惜しみなさ (エクス・リブリス)

 

"ジーザス・サン"より幾分か静的ですがそれ故に良かったです。"煙の樹"は途中で挫折したのでまたいつか読みます…

 

ルポ 川崎 - 磯部涼

ルポ 川崎(かわさき)【通常版】

ルポ 川崎(かわさき)【通常版】

  • 作者:磯部 涼
  • 発売日: 2017/12/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

折に触れて思い出して自分の住んでいる街と重ね合わせる事が多かったです

 

暇と退屈の倫理学 増補新版 - 國分功一郎

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)

 

数年ぶりに再読しましたが明快なぶん何回も読んで頭に馴染ませた方が良いなと思いました

 

春と盆暗 - 熊倉献

春と盆暗 (アフタヌーンコミックス)

春と盆暗 (アフタヌーンコミックス)

 

ちょっと変で可愛い女の子とシビアな現実の対置が印象的でした

 

バビロンまでは何光年? - 道満晴明

オマージュと下ネタと優しい結末が道満先生の真骨頂という感じで本当に良かったです

 

チェンソーマン - 藤本タツキ

諸々思う所があり8巻までしか読んでいませんがスラップスティックかつスリリングな展開は本当に楽しめました。年明けに最終巻が出たらまとめて読みます

 

えの素 - 榎本俊二

えの素(1) (モーニングコミックス)

えの素(1) (モーニングコミックス)

 

小学生以下の下ネタの嵐と破綻してるのに要所で狂ったピタゴラスイッチみたいな整合性を取りながら展開する迫力に笑いました

 

少年イン・ザ・フッド - SITE(Ghetto Hollywood)

まだ2巻は読んでいませんが…ミックステープ文化の描写や過去と現在を併走させて物語を展開するのが良かったです

 

ウォッチメン - アラン・ムーア/デイブ・ギボンズ

WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (ShoPro Books)

WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (ShoPro Books)

 

DCやマーベルの漫画に手をつける端緒になったのを含めて今年はこれを読んだのが一番大きかった気がします。膨大な情報をまとめる構成力と語り口が魅力的でした

 

 

年間ベスト選出は大体年末の時点で記憶に残ってるかどうかで判断してるのですが、今年は本をよく読んでいた感覚があった割に色々見返してたら頭に残ってなかったり読み忘れてるのが結構あったりして何だかな…と思いました

 

2020年総括(音楽)

今年はジャンル別にベスト作品を挙げる等して総括していこうと思っていましたが上半期の書籍分を書いてから滞留させていたうえ7月から日ごとのブログをつけ始めて根本的な形態が崩れてしまったので負担にならないような形で適当にまとめたいと思います…

 

いいね! - サニーデイ・サービス

 

春先に一番聴いていたと思います。前作までの混沌から抜け出てシンプルに良い曲が詰め込まれたアルバムとまとめられそうですがどこかフィクショナルな歌詞や何となく切迫した雰囲気が異質な気がします

 

おれは錯乱前戦だ!! - 錯乱前戦

打ち出し方を含めてオールドスクールなロックンロール志向の邦バンドは結構いますがこのバンドはセンスが突出してると思うし聴かせ所を分かっている感じがあり好きです

 

絶対大丈夫 - 横沢俊一郎

このまま素晴らしい宅録密室ポップを作り続けてほしいです。コロナで機会が遠のいてしまいましたがいつかバンド編成のライブも観たいですね

 

LOCK DOWN - Have a Nice Day!

ディストピアと化した2020年の市街でハバナイを聴くのは趣深かったです

 

Patrick Vegee - UNISON SQUARE GARDEN

ニゾンは割とアニソンを聴く延長の感覚で聴いていましたがライブを観て以降は身体能力が非常に高いロックバンドとしての側面に気付けました。"JET CO."とB面集も聴き込んでいました

 

ZOZQ - 髭(HiGE)

何故か今年は髭をめちゃくちゃ聴いていました。サウンドもですが皮肉と自虐と無意味を行き来する歌詞が唯一無二だと思います

 

turn over? - Mr.Children

アルバム買ってるけどまだ聴き込んでないので…サビのパーカッションやあっさりしたアレンジがあからさまに小林武史期やセルフプロデュース初期と違っていて新鮮に映りました。歌詞もメロディも桜井らしい佳曲でよく聴きました

 

FAN - group_inou

特異な気怠さと聴き手に特定の感情を押し付けない感じが良かったです

 

L.D.K. Lounge Designers Killer - Capsule

サブスク解禁に合わせて今更ながら聴いたけどこれが一番好きでした。Perfumeも少しずつ聴いていきます

 

Mars Audiac Quintet - Stereolab

ステレオラブはいつ何を聴いても心地良いです。チケ取ってたライブが延期になったのが悔やまれます

 

The Sun Rises In The East - Jeru The Damaja

DJプレミア、好きだ……

 

Blur 21 : The Box - Blur

突然思い立って買いましたがよく聴いていました。ブラーのB面曲はオアシスのそれと違って露骨に地味だったり力の抜けた曲が割とありますが、かえってその当時のバンドの空気を反映していて愛着を持ったりします

 

Untrue - Burial

恥ずかしながらエレクトロニカ〜テクノは未だなかなか嵌りきれる作品が少ないのですが、マークフィッシャーの著作で興味を持ったこれは静的ながら独特な高揚感がありめちゃくちゃ聴きました

 

A Quick One - The Who

本格的にロックオペラをやり出す前のポップで気色悪いフーが詰まっていて今更よく聴いてました

 

DREAMY-LOGUE - DIALOGUE+

渋谷系風な"トークトークトーク!"や"パジャマdeパーティー"には悔しいけど抗えないな…と思います

 

Hurry Love / 恋と呼ぶには - 和氣あず未

5月頃のなんちゃってテレワークをやってた時期に昼飯を買いに出かけながら聴いてたのを思い出します

 

それゆけ!学級委員長 - 月ノ美兎

ササキトモコ先生の的確な仕事ぶりには頭が下がります。委員長の歌唱も好きです

 

Hyper Bass (feat. Yunomi) - 桜乃美々兎 (CV: 小坂井祐莉絵)、水上 雛 (CV: 大森日雅)、犬吠埼紫杏 (CV: 長谷川玲奈)

電音部関連で一番聴きました

 

ロービットファンタジー / 星宮とと+Kijibato

MVも大変良かったです。声が良い

 

ツナガルコネクト - 天王寺璃奈 (CV.田中ちえ美)

璃奈ちゃんボード "巨大なLOVE"

 

2020年上半期(本)

書き方のスタイルを考えあぐねている内に今年も半分過ぎてしまったので備忘録として(既に忘れかけてるけど)適当にまとめたいと思います

 

・掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集 / ルシア・ベルリン

 

 

初の邦訳作品集との事。自身の人生を反映させた苛烈かつ鮮烈な話をどこか軽妙に展開していくのが印象的。"いいと悪い"の何とも言い難い苦々しさが良かった

 

リンカーンとさまよえる霊魂たち / ジョージ・ソーンダーズ

 

リンカーンとさまよえる霊魂たち

リンカーンとさまよえる霊魂たち

 

 

奇妙なストーリー設定と文献等からの引用という体裁が取られた文体、ユーモラスというより滑稽だけど何か物悲しくそのうえ面食らうくらいストレートなヒューマニズムが同居している独特な読み心地の作品でかなり良かった。同作者の「十二月の十日」も市井の人々の人生に生じた妙な捻れを描いた短編が多く面白かった

 

・楽しい夜 / 岸本佐知子

 

楽しい夜

楽しい夜

  • 発売日: 2016/02/25
  • メディア: 単行本
 

 

上記作家の作品も含む海外小説アンソロジー。どれも好みの作品で良かったけど個人的には冒頭何の説明もなくボブ・ディランを連れて帰省する(その後も意味なく居座り続ける)妹と兄の重なり合わない心の交流を描くマリー=ヘレン・ベルティーノ"ノース・オブ"が不条理ながらビターな味わいがあり白眉だった

 

ジーザス・サン / デニス・ジョンソン

 

ジーザス・サン (エクス・リブリス)

ジーザス・サン (エクス・リブリス)

 

 

去年からぼちぼち読んでるブコウスキーも同じだけど堕落した生活の中に垣間見える美しさや固有の人生哲学を表現した作品が好きだなと再確認できた

 

・資本主義リアリズム / マーク・フィッシャー

 

資本主義リアリズム

資本主義リアリズム

 

 

ほぼ表紙につられて買った感じだったけど現状に対するアジテートがある種の熱さを感じさせるのが印象的だった(著者の最期を考えると何とも言えない気持ちになるが…)。同著者の"わが人生の幽霊たち"はやや難解かつ抽象的でとっつきづらかったけどBurialを(今更)聴き始めるきっかけになり良かった

 

・ジャングル・クルーズにうってつけの日ヴェトナム戦争の文化とイメージ / 生井英考

 

 

表題通りヴェトナム戦争アメリカに焼きつけたものをカルチャーから世間におけるイメージまで踏まえ多岐に渡り検証するもので、あらゆる文献を参照した内容の充実ぶりや海外文学翻訳風のクールな文体に痺れた

 

・生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミストシオランの思想 / 大谷崇

 

 

シオランについて客観的かつユーモアも交えつつ紹介するのが面白かった。五十嵐たかしくんの歌詞もそうだと思うけどネガティヴながら優れた表現には一方的なナルシズムに陥らないようなしょうもないユーモアを含むものが多いように感じる(この両者を比べるのもどうかとは思うけれど…)

 

思い出して文章にするのがマジでしんどいのでやっぱり読んだ直後の勢いで感想を残しておくのが良いですね…

2019年9月〜12月(2)

放置していたら記憶もおぼろげになってしまったので手短にまとめます

 

○イベント

・9/29 ル美子さん オータムクリアランスフェスタ2019 @浅草橋ヒューリックホール

1部は青木瑠璃子さんのスマートな場回しに圧倒され2部は今井麻夏さんのインターネット上には出てこないリアリティ溢れる話でクソ笑いました

 

・10/5 「Machicoのあそんでつくろ!」あそつくSHOW Vol.1 @YMCAアジア青少年センター

生で見る阿部里果さんが麗しかった事と当日行われたクライマックスシリーズ秋葉原のHUBで観たり声優さんに影響を受けダーツをやった事を思い出します

 

 

○ライブ

・9/22 京都音楽博覧会 in 梅小路公園 2019

個人的にはとにかくナンバーガールに尽きるというか"鉄風 鋭くなって"のイントロを聴いた瞬間や"OMOIDE IN MY HEAD"の顔を歪めたシャウトとひさ子のギターソロに号泣した事とかがかなり思い出深いライブです。開幕1発目の1曲目で"Songbirds"を演ったHomecomingsも忘れ難いです

 

・10/17 the pillows 30th Anniversary Thank you, my highlight vol.05 "LOSTMAN GO TO YOKOHAMA ARENA" @横浜アリーナ

バンドと客の熱やアニバーサリー感と独特の緊張感が合わさり終わらないパーティーのような本当に良いライブでした。30歳間近に聴く"ストレンジカメレオン"が10代の頃と違う形で琴線に触れたり孤独や疎外感が前面に出た昔の曲と"ニンゲンドモ"のような最近の曲が混ざり合うのが30年を感じさせるなど感慨にふける場面が多くありました

 

・11/14 「CONFUSED!」単行本リリース記念パーティ「BAD TUNING」Homecomings × シャムキャッツ @TSUTAYA O-nest

Homecomingsは小さい箱でバンドスタイルで観るのが映えるなと思いました

 

・11/24 lyrical school Tour2019 BE KIND REWIND SERIES @よみうりランド日テレらんらんホール

緩急なくひたすら上がりまくるライブで最高でした。VJで投影されてた"LAST DANCE"のMVがマジで良かったです。よみうりランドのグイグイ上昇するロープウェーとイルミネーションも印象的でした

 

・11/29 Stephen Malkmus @渋谷 STREAM HALL

顔の良いおっさんが笑顔で飲酒しながら適当に弾き語ったりカラオケしたりするのを観続けこういうのもあるのか…と思いました

 

・12/13 シャムキャッツ デビュー10周年記念公演「Live at Studio Coast」@新木場STUDIO COAST

バンドの歴史を総括するかのようなスケールの大きいライブで良かったです

 

・12/15 NUMBER GIRL TOUR 2019-2020「逆噴射バンド」@豊洲PIT

9月に続き運良くワンマンを観られましたが向井の声も演奏も更に良くなっておりノスタルジーや記念としてでなくナンバーガールのライブを観られたという実感を得られました。これ以前と以降でナンバーガールの聴こえ方も違ってくるようになり割とエポックな経験になったと思います

 

・12/26 FINAL SPANK HAPPY mint exorcist TOUR (post-release) @東京 WWW X

最早パフォーマンスも板についてきたというか安定感すらあるライブで、2人共とにかく楽しそうに演ってたのが何よりも良かったです

 

3〜4ヶ月ごとにまとめるのが心理的負担になってきましたが触れた作品や行ったライブとかは何らかの形で文章として残しておかないとという気持ちは日々強まっているので2020年分からは形式を模索しようと思います

2019年9月〜12月(1)

書くのをサボっていたら4ヶ月分になり収拾がつかなくなってしまいました

 

〇音楽

・はなたば / シャムキャッツ (2019)

王舟をプロデューサーに迎えたEPで全体としては落ち着いた雰囲気で多彩な曲群をまとめた感じになっていますが、ライブでは初期を思わせるアグレッシブな感触があり良かったです。個人的にはMV含めて菅原曲”我来了”がベストで、彼の曲がバンドで占めるポジションの変化を感じたりしてそういう意味でも面白いなと思います

 

・HASHIKE LIVE AT O-NEST 2019 / シャムキャッツ (2019)

今年8月21日開催の1stアルバム”はしけ”再現ライブの録音盤ですが、クリアな音質で安定と破綻を行き来するスリリングな演奏とMCを楽しむことができかなり良いです

 

・mint exorcist / FINAL SPANK HAPPY

2018年の"夏の天才"から1年以上経ちリリースされた1stで、各種媒体で主張しているように2期スパンクス的毒気はなく戸惑いを感じるほどあっさりしつつポップスとして開かれた作品になっています。個人的に2期スパンクスについては性的倒錯とか岩澤瞳と菊地成孔の関係性等よりも、どちらかと言えばアルバム"COMPUTER HOUSE OF MODE"の80年代への憧憬や捻くれつつ純粋な歌詞を乗せたキラキラしたエレポップ部分を偏愛しており、そういう意味では今作では"NICE CUT"や"tO→Kio"、"ヒコーキ"辺りがベストトラックという感じでした。ライブもそうですが現スパンクスは最近になり今までに無いキモさが表出してる感があるのでその方向性のさらなる展開も期待しています

 

・BE KIND REWIND / lyrical school (2019)

リリックのカルチャー引用のセンスが好きです。"Over Dubbing"~"LOVE TOGETHER RAP"までの怒涛の流れと名画のパロディで構成されたMVがとにかく好きな"LAST DANCE"辺りが好みです

 

・エアにに / 長谷川白紙 (2019)

君島大空に続いて何度も引き合いに出すのも気が引けますが、やっぱり初期七尾旅人を思い出させるジャズを基調としたアバンギャルドなアレンジにポップスと青さを折衷させた感触が個人的な好みとして抗えない感じです

 

・未来で笑っているために / car10 (2019)

前作まで残っていたパンキッシュでひしゃげた疾走感と英詞が完全に無くなりよれた歌声とヘロヘロなメロディが印象深いギターロックとなりましたが、それゆえにどこか力の抜けた感覚が心地よく何回も聴くことで徐々に染み込むのが良いです

 

・これがブッダブランド! / BUDDHA BRAND (2019)

2019年にブッダの新譜でブチ上がれるとは思っていなかったです。デミさんのヴァースが切れまくってる"PUNCH(仮)"と面食らうほど明るい"生きる"がフェイバリットです

 

・はじめてのかくめい! / DIALOGUE+ (2019)

田淵智也さんにはこれからも素敵な楽曲を作り続けてほしいです

 

・シブヤROCKTRANSFORMED状態 / NUMBER GIRL (1999)

ナンバガは元々それなりに聴いておりつつも「ナンバガを聴く」という事に謎の自意識を感じ続け苦しんでいましたが、今年のライブを経てフラットに好きになることができこういう経験もあるんだね~と思いました(単に今まで惰性で聴き込んでなかったせいだという気もしますが…)。SUPER YOUNG間奏の向井の語りはいつも目頭が熱くなります

 

・The Life Pursuit / Belle and Sebastian (2006)

ベルセバは安定して良作を出し続けるバンドという曖昧な認識があったため積極的に手を出せずにおり今作も映画「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」視聴を機に聴いた感じでしたが、他の60年代ギターポップ〜ソフトロック等を出自とするバンドにあまり見られないウェルメイドな手触りやソングライティング力の強さが感じられ良かったです

 

 ・The Cigavettes / The Cigavettes (2011)

リリース当時は(シーンへのカウンターとしての)某音楽ライター大推薦バンドという印象が強すぎましたが今聴くと良質なメロディやコーラスとスムースなボーカルを普通に楽しめて良いです

 

・Rank / The Smiths (1988)

スタジオ音源と異なる性急で激しい演奏に乗ってモリッシーが吠えるのがスリリングで本当に良いです

 

・REAL / L'Arc〜en〜Ciel (2000)

強烈なサビと軽量な演奏のマッチングが良い"NEO UNIVERSE"、甘いメロディに90年代UKギターロック風アレンジと謎シニカルな歌詞が合わさった"bravery"、Oasisの"Fade Away"そのままな"STAY AWAY"など聴きどころが多く、また休止直前だったからなのか前作までの耽美的な雰囲気が薄れ個人的に良くも悪くも取っ付きやすく感じるため頻繁にリピートしています

 

・すとーりーず/ ZAZEN BOYS (2012)

何となく聴かずにいましたが溜めと解放を執拗に繰り返すリズム隊とナンバーガール時代の詩情から新しいステージに移ったように感じる(7年前の話ですが)向井のアジテーションじみた歌に快楽中枢を刺激され良いです

 

 

〇小説

・死をポケットに入れて / チャールズ・ブコウスキー

下世話で捨て鉢な文章ながらその中に見え隠れする主観と客観が入り混じった冷静な視点(吾妻ひでおのホームレス~アル中時代を描いた作品群を思い出しました)や美しい表現が良いです

 

 

〇漫画

・CONFUSED! / 福富優樹・サヌキナオヤ

エイドリアン・トミネを想起させる日常に寄り添った苦味のあるストーリーとシンプルでポップな絵柄にグラフィックノベルへの愛情を感じられて良かったです

 

・キリング・アンド・ダイング / エイドリアン・トミネ

「サマーブロンド」より絵も物語の切り口もさらに洗練されており心に来るものがありました。何とも言えない暗さや苦みが心に引っかかるのが好きです

 

・「スコット・ピルグリム」シリーズ / ブライアン・リー・オマリー

黒田硫黄にも影響を受けているらしいアグレッシブでデフォルメが効いた絵でこれだけキュートかつ色気があるのが凄いと思いました。ハチャメチャ気味な割に所々リアリティが滲むストーリーも良かったです

 

・青い薬 / フレデリック・ペータース

エイズを取り扱った自伝的内容にも関わらず極度に湿っぽかったり感情的にならず、筆者自身の哲学的・文学的な思考と世俗的な感覚の間を行き交いながら家族で生活していこうとする様の描写が素晴らしかったです

 

2019年7〜8月

○音楽

・散瞳/花曇 / 君島大空

"散瞳"は音数が増えコンパクトになった分ポップソングとしての輪郭が強まった感があり、何度も引き合いに出すのは微妙な気もしますが"エンゼルコール"を出した頃の七尾旅人にリアルタイムで接している感覚があります。早くライブを観てみたいですね

 

・Bestival Live 2011 / The Cure

普段イギリス人を名乗っている割にキュアーは聴き込めていなかったのですが、たまたま観たフジロック配信でのアクトが大変良かったので近年のライブ音源として勧められてたこれを聴いていました。ツイッターでも触れられてましたが揺るぎない演奏と過去の音源で聴いていたそのままのロバート・スミスのボーカルに圧倒されつつ、これまであまり感じていなかった曲の多彩さも実感できました。ロバスミの子供っぽい奇矯な振る舞いも良かったです

 

・PopSkip / 伊藤美来

声優さんのアルバムでこれだけ聴き返したのも久しぶりかもしれないです。序盤3曲の流れと"土曜のルール"が良いです

 

・ループスライダー / 真心ブラザーズ

めちゃくちゃ聴いてました。夏だったので…

 

振り返ると全然音楽を聴いてない感じだったので精進しようと思いました

 

 

○本

・時間のないホテル / ウィル・ワイルズ

ホテル内で繰り返されるサービスの執拗な描写とそれを快楽として楽しむ主人公がマジで最高でした

 

・あなたは、なぜ、つながれないのか ラポールと身体知 / 高石宏輔

30近くなっても未だに日常の些細なコミュニケーションで苦心している人間としては気づきを得られる点が多く良かったです。会話の際に自分が感じた心情を身体的な感覚に繋げるのは実感として身につけていきたいと思いました

 

 

○漫画

海外のコミックを読むようになりました

・スピン / ティリー・ウォルデン

人生の細やかな場面とそれに紐付けられた心情の描写がとにかく繊細で良かったです。いじめや挫折など扱う内容は重いのですが読んでて胃が落ちこむような感覚はなく全体的に暗くも乾いたタッチで描いているのが良いです。日本の漫画にもかなり影響を受けているそうですがアメリカのコミック文化との混ざり具合がどのように作品上に表れているかもっと読み解いていきたいと思いました

 

アメリカン・スプレンダー / ハービー・ピーカー

ハービー自身の日常をモデルにロバート・クラム他が漫画化したもので、退屈な下っ端仕事を続けながら女と付き合ったり別れたりしつつ評論を執筆する冴えない日常を延々描いており、諦念や卑屈さを滲ませつつ怒りや創作へのプライドを所々に感じさせるのが良いです。これもやや気は滅入りますが湿った感じがしないのが良いですね

 

 

○イベント

Tokyo 7th シスターズ 5th Anniversary Live -SEASONS OF LOVE- in Makuhari Messe @幕張メッセ 国際展示場9-11ホール 2019.7.13-14

フォロワーにチケットを連番させて頂き参加しました。1日目はマジのステージ最前列で、客入れBGMでブチ上がりつつも正直全く気持ちを整理できないままライブに突入する状況でしたがマジで良かったです。ナナシスはライブ自体は昨年7月の武道館公演が初参加でエピソードを読んだり読まなかったり(EPISODE4.0は読みました)という微妙な距離感で接していましたが、そういう物語性を完全に踏まえずとも武道館公演とはまた違う強い満足感がありました(流石にLe☆S☆Caの時は来るものがありましたが…)。前方のステージにはあまり演者が立たなかったため恩恵はそれほど受けられませんでした。終了後は飲み屋に集合し全く関係ない話題で騒いだり(楽しかったです)帰りのタクシーに乗れなかったりしました

2日目は中央の席で、見えやすい席ではありませんでしたが定期的に声優さんを乗せたトロッコが近くを通るのでその度めちゃくちゃに光を放ってしまいました。終了後は飲み屋に集合し解散後カラオケに行きました。途中から全員疲れて本人映像鑑賞大会になりましたが楽しかったです

 

・「藤井・渡部のいっちょかめ!」2ndイベント 昼の部 @なかのZERO 小ホール 2019.7.6

チケットを譲って頂き参加しました。渡部優衣さんのスタイルの良さとか藤井ゆきよさんのやさぐれ具合も大変良かったのですが至近距離で拝見する駒形友梨さんが目に焼き付いて離れませんでした

 

THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2019 GRATEFUL SPOONFUL @さいたまスーパーアリーナ 2019.7.6

いっちょかめ後そのままSSAに直行しました。イエローモンキーは中高生の頃夢中で聴いておりかなり思い入れも強いのですが正直駒形友梨さんの事しか頭に残っていなかったのでやや混乱していました…ライブ自体は現役感に溢れていたため冷静に良いライブとして接する事ができました。ステージに寝転がりながら歌う吉井和哉にはロックスターだね…という気持ちにさせられました

 

シャムキャッツ 1st Album「はしけ」再現ライブ @渋谷O-nest 2019.8.21

1stの再現ライブでしたがアグレッシブかつやんちゃな側面を十分すぎるくらい味わうことができ本当に良かったです。夏目がマイク片手に危なっかしいアクションをするのがマジで魅力的でした

 

 

○その他

・川

多摩川で音楽を流しながら飲酒し花火を行いました。クソ楽しかったです

 

・絵

精進したいです