2019年5〜6月

〇音楽

・或いはアナーキー / BUCK-TICK (2014)

ニューウェーブと昭和アイドル歌謡とゴスとエレクトロポップを混ぜてドスの効いたボーカルと絶妙にズレた感覚でまとめた音楽という感じでめちゃくちゃ良いです

 

・WELCOME PLASTICS / PLASTICS (1980)

チープかつセンス一発な音楽ゆえに時代を感じさせず何度も聴きました

 

Bleach / Nirvana (1989)

ひねたコード進行が気持ち良かったりどれだけハードな曲をやっても何か卑屈でポップに感じるのが良いですね、いつもの事ながら今更こんな言及する必要あるか?という感じですが…

 

 

〇ライブ

The Jesus And Mary Chain JAPAN TOUR 2019@新木場STUDIO COAST 2019.5.19

彼らの"Psychocandy"は10代の僕があらん限りの自意識や救済を託して聴いていたアルバムなのでこのライブで自分の思春期に片をつけられるのでは、でもチケ代の半分の額で女性声優さんを観に行った方が良かったのでは…など色々思いながら行きましたが、演奏も歌も安定したシンプルに良いロックバンドという趣で楽しめました。ウィリアムがフィードバックノイズを鳴らす瞬間は理屈じゃなく興奮してしまいましたが…引き延ばされてクラウトロックじみた様相を呈していた"Reverence"が良かったです

 

cero Oneman Live "別天"@渋谷NHK Hall 2019.5.24

平日開催で退勤が遅れたため最初何曲か観られませんでしたが、代表曲ポジションすぎて特に目を向けていなかった"Summer Soul"の良さに改めて気付いたりできたので良かったです。"Orphans"の"あぁ 神様の…"のくだりは心に来ました

 

BUCK-TICK Live 2019 "ロクス・ソルスの獣たち"@幕張メッセ 2019.5.25

大御所ポジションながらスタジアムロック的な貫禄が無く、余裕と危なげが共存してるのが最高でした。全ての要素が普通から少しずつズレており総合して奇妙な良さがあるみたいなライブで、今井のとにかく変な音を出したいという気持ちしか感じられないギターも良かったです

 

・CLUB Que 25周年記念イベント「カーネーション × 高橋徹也」@下北沢CLUB Que 2019.5.30

また退勤が遅れたせいで高橋徹也は前半が聴けませんでしたが、線が細そうという予想に反し骨太な演奏と力強いボーカルに圧倒されました。カーネーションは相変わらず枯れた感じが無く、江戸川の近くに越してから初めて観た"Edo River"には割と感極まる思いでした。アンコールでは両者に共通するワードとして"郊外"を挙げながら"いつかここで会いましょう"をプレイしていましたが、歌詞の"高圧鉄塔の向こうへ"の所で高橋氏が嬉しそうにステージからフロアの向こう側を指差していたのが印象的でした

 

・FINAL SPANK HAPPY mint exorcist tour (pre-release)@代官山UNIT 2019.5.31

スパンクスを観るのは去年から数えると3回目で、パフォーマンスも板に付いてきており以前は無かった独特のキモさも表出し始めてる感じでした。未だにリリースされていない新曲群やラストのけもののカバー"tO→Kio"("真夜中はちょっと怖いから何かを考えなくちゃ"でウッ…となりました)は素晴らしかったので早く音源を出してほしいです

 

・Anniversary Live ランティス祭り2019 A・R・I・G・A・T・O ANISONG DAY3@幕張メッセ 国際展示場9-11ホール 2019.6.23

ミリオンスターズと上田麗奈さんについてはわざわざ言及するまでもなく良かったのですが、スフィアが素晴らしいステージ後にJAM Projectとコラボし浅間山荘を破壊する鉄球のようなパフォーマンスを披露したのはマジで強烈でした

 

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE TOUR UNI-ON@IR!!!! 福岡 Fairy STATION DAY1 (ライブビューイング) 2019.6.29

仙台・神戸公演は参加できずアイマス関連のライブとしても去年のデレ6th名古屋公演以来となりましたがやはり各々のパフォーマンスの良さやデレとの毛色の違いをはっきり感じました。演者は中村温姫さん・戸田めぐみさん・EScape、曲はリアレンジ版"ART NEEDS HEART BEATS"が特に良かったです

 

 

〇演劇

・ロロ「はなればなれたち」@吉祥寺シアター 2019.6.22

登場人物の想像と事実、主観と客観、時間軸や場面がごちゃ混ぜになりながらポップに展開していく様が良かったです。劇中劇として上演されたブレイクビーツに乗せたラップみたいなのに圧倒されたのですが、ままごと「わが星」という作品だったようなのでチェックしようと思いました

 

 

〇本

・東京ミキサー計画:ハイレッド・センター直接行動の記録 / 赤瀬川原平

世間の常識を脱臼させるべくやりたい放題やりまくる活動が芸術と直結していた時代の幸福を感じました

 

・ぼくがとぶ

・やっぱりおおかみ / 佐々木マキ

佐々木マキの絵本方面の仕事をぼちぼち読むようになってきたのですが、言葉選びや題材に独特のペーソスと可愛さが共存していて大変良いです

 

・花の命はノー・フューチャー:DELUXE EDITION / ブレイディみかこ

生活と政治をスムーズに接続させていく書きぶりが本当に良かったです

 

 

〇その他

・野球を観ました。元々あまりスポーツ観戦に馴染みがなく野球も一昨年の日本シリーズをTVで観てたきりでしたが現地だと独特なテンションと緊張感があり実感を持って楽しめました。ZOZOマリンも家から近いので時間見て足を運ぼうと思います。もう間違えて相手側の外野席は買わないようにします

 

 

他にも色々あったと思うのですが細かく記録しておらず遡る気力も無くてまとめられなかったので今後はメモ代わりのような感覚でこまめに書いていきたいと思います